Linuxのマシンを準備する(クライアント編)
1.ハードウェア
ゲームクライアントとなると高速なPCが必要です。これはwindowsでも同じですね。
しかし、linuxでは、3Dを再現できるハードウェアが限られてきます。
つまり、nVidia系、Radeon256、G200,400系、Voodoo系です。
Kyroは、まだメーカーがドライバを出していないため使えません。
速度的に、nVIdia>>G400>Radeon>=Voodoo3です。
できればGFシリーズを用意することをお勧めします。
2.RedHat7.2の入手とインストール
入手とインストールは、サーバ編と同じです。ワークステーションでインストールしましょう。
3.設定
RedHat7.2は、インストール後すでにOpenGLアクセラが効きます。しかし、
nVidiaとG200,400シリーズだけはメーカ配布のドライバを入れねばなりません。
ここでは、GFシリーズを使うことを前提として進めます(G400は持ってないんです…)。
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=linux
ここで、Linux用のドライバが配布されています。
ちなみに、nVidiaのドライバは、同じ環境のwindowsよりも高性能です。
- NVIDIA_GLX-1.0-***.src.rpm
- NVIDIA_kernel-1.0-***.src.rpm
というファイルを入手しましょう。***の部分はバージョン番号です、
落ちてきたら、
rpm --rebuild NVIDIA_GLX-1.0-***.src.rpm
を実行します。エラーなどなく無事終わったら、
rpm --rebuild NVIDIA_kernel-1.0-***.src.rpm
も実行します。これで、ドライバが、RedHat7.2用に作られました。
ドライバは、/usr/src/redhat/RPM/i386/ 以下のディレクトリに
作られています。ここに移動し
rpm -ivh NVIDIA_*.rpm (両方をインストールする)
NVIDIA_GLXは3D描画、NVIDIA_kernelは2D描画のドライバです。
4.気をつけて設定しよう
ここから先は、注意して設定しましょう。下手をするとX windowが起動しなくなります。
では、好きなエディタで、 /etc/X11/XF86Config-4 を開きましょう、下の方に
driver "nv"
という記述があるはずです。これは、現在使っているVGAドライバーの名前です。
nvドライバーは2Dの機能しか持っていません。
先ほどインストールしたドライバに切り替えましょう。名前はnvidiaです。よって
driver "nvidia"
と書き換えます。このドライバはすべてのnVidiaチップをサポートしています。
書き換えて保存した後、再起動しましょう。無事に、X windowが起動すれば
OpenGLを使ったゲームがうごきます。お疲れさまでした。