unreal-info

User.ini

[DefaultPlayer]セクション

基本的なプレイヤー設定。ここでは主に名前や使用するモデルなどを指定する。

Name=文字列
プレイヤー名の指定。ここに日頃使う名前が入力される。
Class=文字列
モデルのクラスの指定。
Character=文字列
使用するキャラクタの指定。
team=数値
デフォルトでのチームカラー。0で赤、1で青。

[Engine.Input]セクション

キーに対する機能の割り当てを定義するセクション。基本的に割り当てることが可能なものはコンソールコマンドとAliasのみ。UT2003のメニューからだと[Control]の部分で設定されるが、iniを弄ることでメニューからでは出来ない複雑な割り当ても可能となる。

バインド指定の際に使用できる特殊コマンドは以下の通り。

"|"(パイプ)
この文字でコマンドを区切ることによって、一つのキーに複数の機能を割り当てることが出来る。例えば、Rocket Launcherに持ち替えた瞬間FOVを120に変更したいときは以下のように割り当てる。
X=SwitchWeapon 8 | fov 120
OnRelease
OnReleaseと指定するとキーを話した瞬間にコマンドを実行させることが出来る。前述の"|"と併用も可能。例えば、以下のように割り当てると押しているあいだだけFOVが80に、放すとFOVが120になるという効果を得ることが出来る。
X=fov 80 | OnRelease fov 120

Alias

コマンドに別の名前を定義したい場合は、このセクションの頭に記述されているAliasを使うことにより可能となる。Command=の部分にコマンドを、Alias=の所にコマンド名を記述する。Command=の部分には上記のバインド用のコマンドを使用することも可能なので、複数のコマンドをまとめたものに新たなコマンド名を付けるという使い方も出来る。

[Engine.PlayerController]セクション

主にコントロール関連の設定を定義するセクション。

bNeverSwitchOnPickup=True/False
拾ったときの自動武器切り替えを無効にする設定。武器の使用中に勝手に切り替わったりしたら非常に困るため、通常はTrue。
bNoVoiceMessages=True/False
あらゆるボイスメッセージを無効にする設定。ボイスが耳障りな場合はTrueにする。
bNoVoiceTaunts=True/False
Tauntのボイスを無効にする設定。Tauntだけを消したい場合はTrueにし、bNoVoiceMessages=をFalseにする。
bNoAutoTaunts=True/False
自動Tauntのみを無効にする設定。自分が殺されたときに煽られたりするとムカつくような人はTrueに。
bAutoTaunts=True/False
相手を殺った時の自動Tauntを無効にする設定。Tauntを切っていない人にウザがられる可能性があるため、通常はFalseにする。
bNoMatureLanguage=True/False
どんな設定か不明。情報求む。
AnnouncerVolume=数値
アナウンサーのボイスの音量。ゲーム内の設定の最高値で4。
DesiredFOV=数値
希望FOV値?効果は不明。情報求む。
DefaultFOV=数値
デフォルトのFOV値。この数値が高いほど画面上で見える範囲が広くなるが、同時に視界が歪むのでほどほどに。FOVとは視界角のことで、Field of Viewの略(thx azumi[KOS])。
MaxTimeMargin=数値
どんな設定かは不明。情報求む。
ngWorldSecret=文字列
前作のUTに搭載されていたngStatsの名残。本来ここにパスワードを入れるが、UT2003では使用されていないため意味がない。
bLookUpStairs=True/False
視界をキーボードで操作している際に自動で階段を見上げてくれる補助設定。マウスで視界を動かしている人には全く持って無関係な設定だが、キーボードで視界操作している人は、勝手に視界が上がったりすると不便なので通常はFalse。
bSnapToLevel=True/False
何の設定かは不明。
bAlwaysMouseLook=True/False
マウスでの視界操作を常に行うようにする設定。マウスよりキーボード操作の方が得意な場合はFalseに。
bKeyboardLook=True/False
キーボードでの視界操作を有効にする設定。キーボードで視界操作をしたくない場合はFalseにする。
bAlwaysLevel=True/False
何の設定かは不明。常に平衡を保つ?
ngSecretSet=True/False
前作のUTで使用された設定。
TeamBeaconMaxDist=数値
Team Beacon(見方を示す矢印)の見える範囲。標準から変更する必要はない。
TeamBeaconPlayerInfoMaxDist=数値
Team Beaconと共に表示されるプレイヤー名の見える範囲。基本的に変更の必要は無し。
TeamBeaconTexture=文字列
Team Beaconとして使うテクスチャの指定。
TeamBeaconTeamColors[*]=数値
Team Beaconのチームカラー。値を変更しても反映されない。
TeamBeaconCustomColor=数値
Team Beaconの色。これも値を変更しても反映されない。
TeamBeaconUseCustomColor=True/False
カスタムのTeam Beaconを有効にするかどうかの設定。現時点でこの設定は有効にならないようだ。
MaxResponseTime=数値
最大応答時間。何の応答時間かは不明。
AnnouncerLevel=数値
アナウンスレベルの設定。0で無し、1で最小限、2で全部。
StatsUsername=文字列
StatsPassword=文字列
Statsに登録するためのユーザ名とパスワード。
bEnablePickupForceFeedback=True/False
bEnableWeaponForceFeedback=True/False
bEnableDamageForceFeedback=True/False
bEnableGUIForceFeedback=True/False
それぞれのアクションに対し、フォースフィードバックを有効にするかどうかの設定。
bDynamicNetSpeed=True/False
動的にNetSpeed値を変更する設定。これを有効にしておくとその時その時に合わせた最適なNetSpeed値を設定してくれるため、優れたパフォーマンスを発揮することが出来る。特にない限りTrueにするといいだろう。
bSmallWeapons=True/False
HUDに武器表示を許可している場合に、表示される武器を一回り小さくする設定。武器は表示させたいけどちょっとデカくて邪魔と感じる場合はTrueにしよう。
DynamicPingThreshold=数値
動的Pingのしきい値。ネットワークのパフォーマンスに影響しそうだが、具体的な意味は不明。情報求む。

[Engine.PlayerInput]

主にマウス関連の設定を定義するセクション。マウスの設定はAimingと非常に密接してくるため、自分に良く合う設定が見つかるまで良く吟味したい。

bInvertMouse=True/False
マウスのX軸の反転を有効にする設定。Trueにするとマウスを引いた場合上を向き、押した場合はその逆となる。
MouseSensitivity=数値
マウス感度。高ければ高いほど速く動くようになる。
MouseSmoothingMode=数値
マウスのスムージングを行うかどうかの設定。1で有効、0で無効となっている。
MouseSamplingTime=数値
マウスの読み取り間隔。時間が短ければ短いほど感度は上がるがその分負担は増える。
bEnableDodging=True/False
ドッヂングを有効にする設定。UT2003ではドッヂングはかなり重要な動作のため、出来れば有効にしたい。
DoubleClickTime=数値
キーの押す間隔の最大時間。ドッヂングがやたら暴発して困っている場合は、この数値を低くする。
MouseAccelThreshold=数値
マウスアクセルのしきい値。この数値が高いほど加速の度合いが強くなる。

[Engine.Pawn]

主に揺れ関連が定義されているセクション。

Bob=数値
視界の揺れ具合。数値を上げれば上げるほど揺れが強くなる。だが、照準も含めて動いてしまうため、普通は0にする。
bWeaponBob=True/False
移動の際に武器を揺らすようにする。画面の脇でうねうね動かれると気が散る場合はFalse。表示を切っている人にはそもそもどうでもいい設定。

[Engine.HUD]

HUD関連の設定を定義するセクション。

bHideHUD=True/False
HUDを完全に消し去る。スクリーンショットを綺麗に取りたい場合はTrueにする。
HudScale=数値
HUDの大きさ。最大値は1で、数値が小さくなればなるほどHUDのサイズが縮小する。
HudCanvasScale=数値
HUDの枠の大きさ。最大値は1で、数値を小さくするほど中央に向かって縮小される。
bMessageBeep=True/False
メッセージが表示された際に同時にビープ音も鳴らすようにする設定。
bShowWeaponInfo=True/False
HUDに武器の残弾を表示する設定。Falseにすると右下の残弾表示が消去される。
bShowPersonalInfo=True/False
HUDに体力などを表示する設定。Falseにする意味はないだろう。
bCrosshairShow=True/False
照準を表示する設定。照準すら邪魔に感じるという奇特な人以外はTrueにする。
CrosshairScale=数値
照準のサイズ。お気に入りの照準だけど、少しサイズがデカくて邪魔に感じる場合はこの数値を弄ることで調整できる。
CrosshairOpacity=数値
照準の透明度。今は使われていないようだ。
bShowWeaponBar=True/False
画面下に位置する武器一覧を表示する設定。
bShowPortrait=True/False
何かしらメッセージを表示する際に、そのプレイヤーの使用しているモデルの画像を表示するかどうか。邪魔と感じる人はFalseにしよう。
HudOpacity=数値
HUDの透明度。HUDの部分をすかしたい場合はこの数値を下げてみる。
CrossHairColor=数値
照準の色と透明度。Bに青の度合い、Gに緑の度合い、Rに赤の度合いの入れて調整する。Aは透明度。
ConsoleMessageCount=数値
コンソールのメッセージの最大表示数。
ConsoleFontSize=数値
コンソールのフォントサイズ。文字の大きさが小さくて醜いと感じる人は数値を大きくする。
MessageFontOffset=数値
メッセージフォントのオフセット。
bNoEnemyNames=True/False
敵に照準を合わせたときに表示するようにする設定。LightningGun等を使用している際に、いちいち名前が出てこられると邪魔な場合はFalseにする。

[UnrealGame.UnrealPawn]

bPlayOwnFootSteps=True/False
自分の足音を聞こえるようにする設定。自分の足音のせいで相手の物音が聞こえにくいと感じた場合はFalseにする。
bPlayerShadows=True/False
プレイヤーの影を表示するようにする設定。結構負担がかかるので、フレームレートに余裕がない場合はFalseにする。
bBlobShadow=True/False
影を表示するように設定している際、その影を円にして負荷を減らすようにする設定。

[Engine.Controller]セクション

Handedness=数値
武器の持つ手の特定。2で非表示、1で右、0で中央、-1で左。武器の表示が邪魔と感じたら2を入れておく。

[XGame.xPlayer]

bClassicTrans=True/False
Translocatorの飛び具合を前作のUTのような感覚にするかどうかの設定。